人生で1番大きなローンだと

「いつもニコニコ現金払い」これができれば一番いいのですが、実際にはそうとばかりも言えません。特に大きな買い物である、「バイク」、「自動車」、そして「家」。バイクや車であれば、現金で購入する方も結構見えますが、家に関しては多くの方が住宅ローンを借り入れて購入することが多いようです。おまけに人生の中で1回あるかないかというのが実態で、中には「家は人生のうちで3回建てなければ満足いくものは造れない」などという方も見えますが、多くの方は1回でしょう。そして、いろんなものをローンで購入する方であっても、家が最も大きなローンになることでしょう。

住宅ローンは借入金額が大きいこともあり、一般的な商品では借入期間が最長35年となっています。そのため多くの方は借入期間を35年に設定して、毎月の返済金額を低く抑えつつ、長い期間で返済するよう設定しています。実はここに問題があります。昭和の時代であれば終身雇用制度が確立していて、毎年GDPが成長して物価と収入が年々上がっていましたので、借入期間を35年に設定していたとしても、10年もすれば収入が上がっていて貯金などで一括返済をすることも可能でした。

しかし現代では土地バブルも弾け、物価は停滞、収入もなかなか上がらないという状況が続いており、借入期間を35年に設定した場合、途中での繰り上げ返済もできず完済する前に定年退職を迎えるということも珍しくありません。その場合には退職後の収入がない場合、退職金から残債を返済することが必要となりますので、結局老後の生活資金を住宅ローンに喰われてしまうことになりかねないという現実があります。

そこで一つだけ気を付けるべき点があります。住宅ローンを借り入れる際には借入期間を自分自身の定年退職までに完済するよう設定するということです。

こうすることにより、退職金は老後の生活資金として活用することが可能になります。もしも定年までに完済できないという計画の場合には、借入金額を低くするなどの工夫が必要でしょう。

そして返済途中で貯金などにより一括返済ができるようになった場合、一括返済をして借入期間の短縮ではなく、毎月の返済額の低減処理をすれば、月々の返済額が安くなるので、返済が楽になります。